2022年12月13日火曜日

PK戦への備え、やってなかったの?

あらためて⚽日本代表の皆様、関係者の皆様、勇気と感動を有難うございました。

全て結果論なのは理解していますが、批判を恐れず、PKに関して正直な心境を書きます。


まずは…選手の試合後のコメント

PKキッカーの人選と蹴る順番は、「蹴りたい人から蹴っていく」というものだった。

約5秒の沈黙の後に最初の選手が挙手した。


自主性はすごく大事、しかし心を整える時間が足りない。日本のサポーター側だったことも

重なり、精神的優位で望めればよいが、選手の心理的負担(緊張・興奮・責任感等の重圧)

が勝ってしまい、おそらく精神的不利な状況で蹴ったのだろうと悔やまれます。

せめて蹴る前に誰かが一瞬「ガス抜き」をして、冷静に落ち着かせる儀式をしてくれたら…


次に…監督、キャプテン他の選手のコメント

この4年間すべてを犠牲にして準備してきた。

PKであっても今後、日本サッカーとしてどうやって勝てるかっていうのは、突き詰め

ていかないといけないなっていうのはすごく思います」

「思ったよりクロアチアの選手が落ち着いてましたね。逆にそこが不気味でした」

と振り返った。


そもそも突き詰めてなかったの? 4年間もかけて全てを予測した準備をしたのでは?

(緊張感のある中でのPK戦や各自の決定率やGKの癖やセーブ率等)

落ち着いて見えるというのは、「ゾーンフロー=冷静に燃えている状態」です。

もしかしたら日本は「興奮して燃えている状態」だったのかもしれません。


さらに、日本サッカー協会のコメント

今後の年代別の国際親善試合などで可能なかぎりPK戦を実施したい考えを示しました。

緊張感のある環境で実施して選手たちにPK戦に慣れさせたいということです。

「U-16日本代表が南米のパラグアイに行き、コロンビア、チリ、パラグアイと対戦する。

その試合は、結果を問わずにPK戦をやってくれという話をしている。これが最終的に、

どうなるかわからないが、久々のPK戦ということにならないようにしたい」


えっ?今さら???

やっぱりちゃんと準備していなかったんだ!😂

特に力が均衡している試合や一発勝負の試合はPK戦が多いというのはデータ化しなくても

わかりきっていることなので、気合や勇気や運まかせでは、そもそも限界があるのです。

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気がある者だけだ」というロベルト・バッジョ

の言葉は素敵ですが、4年に一度のチャンスは美談で終わらせてはいけません。


皆さん、覚えていますか?

2011、女子W杯でサッカー日本代表(なでしこジャパン)が世界一になった時のPKを…

これも結果論かもしれませんが、心理学的にはとても参考になります。

決勝戦という大舞台でPK戦に突入した際、佐々木監督は円陣を組んだ選手の輪の中で

誰よりも笑顔で立ち、全員を笑わせてリラックスさせ、頭の中を一度リセットしたのち

「思いっきり楽しんで来い!」と一言(ペップトーク)かけて送り出したのです。


まとめ

私は先ほど、こう言いました。

せめて蹴る前に誰かが一瞬「ガス抜き」をして、冷静に落ち着かせる儀式をしてくれたら…

佐々木監督の行為が、まさに「ガス抜き」に当たるのです。

4年後は長すぎますが、ある意味伸びしろがあるということなので、一サポーターとして

ベスト8という景色を一緒に見られるよう応援し続けたいと思います。

それにしても悔しい😭







 

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