昨日のニュース速報で、横浜市戸塚区の住宅から逃げ出したヘビが天井裏から発見され
無事に捕獲されたと報じられました。
その瞬間、良かったとホッとしたのも束の間、「あれっ?天井裏は捜索したはずなのに?」
という疑念も…
そこで様々なニュースを確認したところ、ある不安がよぎったのです。
そのキーワードは「リアル」
現場の全てを把握しているわけではありませんが、天井裏を小型カメラやサーモセンサーで
確認しても見つからなかった中、22日になって初めて人が天井裏に直接入って確認する
という行動に出たそうです。「えーっ、一度も入ってないの?何してんの?」という気持ち
結果、風呂場の上にある点検口から上半身を入れて確認したらすぐ発見できたそうです。
便利な機械に頼るのはいいですが、まずは最低限の場所を人の五感で確認できなかったの
か? そのことに誰も気づかなかったまま捜索を打ち切りにしてしまったこと。
他力本願というか、誰かが「天井に入って複数の目で全て確認したのか?」と気づけば
もう少し早く発見できたかもしれません。機械で見たつもりになっていたのでしょう。
細かいことですが、最近様々なことが便利になり、実はすごく危惧していたのです。
あるイベントを行う会議に出ても、主催者は直前まで会場を誰も確認しておらず、
ネット上で見ているから…と、現場のことを細かく質問しても誰も答えられないのです。
飲み会の企画に参加し、主催者が一度もお店に行っていないために現場で席の確保や
料理の手配等グダグダになっているのと似ています。
上記のようなことが他にも多々あります。便利なのは良いのですが、インターネット上のこ
とを全て鵜呑みにしてことを進める怖さ、効率性を求めて機械を信じ込み、人の五感や現場
のリアルを軽視してしまう風潮は大変危険だと感じています。
以前、スーパーボランティアの尾畠さんが我々に教えてくださったことを教訓にし、
活かしていかないと、他力本願の人間ばかりになってしまう恐ろしさを感じました。
どこかの国もそうなってきてはいないでしょうか。
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