2019年5月25日土曜日

「黒潮町」の地震・津波対策を学んできました!


高知県の西南に位置し、人口11,217人

延長約35㎞の美しい海岸線を有する町

持続的に自立できる自治体を目指して2つ

の町が合併し、平成18年に夢と希望の新

天地として「黒潮町」が誕生しました!


南海トラフ地震の最大クラスの想定では、

最大震度7、最大津波高34m、 諦めずに

「犠牲者ゼロ」を目指し、町が一丸とな

って様々な取組を行っているのです。



先ほどの画像は高台に移転した新庁舎

左画像は津波避難タワーです。




公園内にある津波避難も兼ねた展望台


こちらにもありました。

町内には6か所もあり、平成28年度末に

全タワーの建設が完了したそうです。

他にも画像のように住民のワークショップ等で提案された

避難道を整理し、約230箇所のほとんどが完成、

「避難空間」に向かうための階段に手すりがあると、

安心感や避難スピードも全然違います。



町長のリーダーシップ&役場の防災担当だけでなく、全職員で

「地域担当制」とした制度の導入が、様々な対策を短期間で

大きく進捗させた背景にありました。

こちらは一番最後に完成した津波避難タワー

地盤からの高さ22m、標高25.4m、収容人員230人、

フロアで言うと8階建てです。



他にも防災倉庫の充実、戸別津波避難カルテづくり、

地区防災計画の作成、木造住宅耐震化等の促進、避難所運営

マニュアル作成 等々 様々な取組を通じて「防災文化」を

目指す「防災教育プログラム」も充実しています。


左画像は「黒潮町缶詰制作所」を設立し、

大注目となったアレルギー対応商品です。

名物「カツオ」を使用したカツオの和だし

生姜煮こごり風は絶品でした。😊




ハード面の整備が一段落し、今後は、さらに住民主体の

ソフト面の強化を継続しつつ、文化になることを目指します!

と力強く語っていただいたMさん・・・

多くの学びや気づきをいただき、心より感謝申し上げます。

今回のご縁を繋いでくださったWさん・・・

サッカーのGKという共通点が、この度の学びのきっかけと

なりました。送迎も含め様々なお心遣いに感謝申し上げます。



今回の学びを通じて、町の皆さんが強い郷土愛のもと、

「自らが主体となって町と共に生きる」覚悟を感じました。

自分も藤沢市の湘南海岸に住む住人として一体何ができるのか

何をするべきなのか、今一度自問自答してみたいと思います。







4日ぶりに帰宅すると、息子からのメッセージが・・・



翌朝に聞いてみると・・・

自ら必要だと考えて頭の中で設計し、身近にあるものを

使って作り上げたそうです。たいしたもんだ (^^)v



こういう何気ない中に、人が行動に移すヒントが多く

隠れているかもしれませんね。

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